ようこそ知恵の会へ
(ひとつの素材を多角的に、細分化し、認識を深める)
◆第92回「知恵の会」例会◆ | |||||||||||
資料番号 | 発表題目 | 発表者氏名 | 概 要 | ||||||||
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92-01 | 別離(わかれ) | (石田天佑)* | KARU(離る)「枯る」「刈る」「借る」「嗄る」と同源と同音語。*(糸井先生による提出資料解説) | ||||||||
92-02 | 別れの言葉・サラバからサヨウナラ | 来田隆 | 室町時代末期 「さらば」「さらばさらば」「いざさらば」江戸初期 「さらば」江戸中期「おさらば」「あばあば」「あばよ」への変遷例。 | ||||||||
92-03 | 覚悟ある離れ、未練ある離れ | 岩田貢 | 中国の名言「骸骨を乞う」など「功成り名を遂げて」。日本の川柳「定年」「リストラ」「嫁姑」。 | ||||||||
92-04 | 平家物語の別離の諸相 | 斎藤幸雄 | 流刑・別離。都落ち。師弟の別れ。戦中のわかれ。処刑の別れ。愛別離苦・会者定離・生者必滅など。 | ||||||||
92-05 | 別離の文学・平家物語 | 中西久幸 | 同志の別れ・俊寛。師弟の別れ・忠度。夫婦の別れ・重衡。 主従の別れ・安徳帝。一族の別れ・知盛。それぞれの効果音・歌 | ||||||||
92-06 | 飽かぬ別れ | 高橋喜一 | お伽草子「四十二物争ひ」疎まるる身と飽かぬ別れと。 | ||||||||
92-07 | 山中常盤と牛若の別離 | 山嵜泰正 | 浄瑠璃「山中常盤」美濃山中宿。常盤の殺害・牛若の復讐劇。岩佐又兵衛の絵巻。 北ノ庄(福井)藩の松平忠直。菊池寛「忠直卿行状記」 | ||||||||
92-08 | この世と気楽に「別れる」方法。曾根崎心中の魅力をさぐる | 早川久美子 | 「曾根崎心中」と「「生玉心中」の比較。近松門左衛門51歳の作と63歳の作。前者の大坂33所観音巡り。後者の神社めぐり。 前者の未来成仏「極楽」の幸せ。後者の死神・迷い暗さ。 | ||||||||
92-09 | 「奥の細道」と秋の風 | 小寺慶昭 | 「塚も動け我泣声は秋の風」江戸〜平泉45日全行程の30lに28段で文章全体の6割弱。 平泉〜象潟全行程23lで8段、2割の文。象潟〜大垣は日程的に47l。文章量25l。 日本海は別れがテーマ。最後の句「蛤のふたみに別れ」二見と「蓋と身」の別れ。 死と再生の文学ではないか。 | ||||||||
92-10 | 松尾芭蕉の「別れ」 「つれあいとの102日間の別居」 | 清水 弘 | 芭蕉の句「別れ」8句の時期。年代不詳の句「別れ端や笠手に提げて夏羽織」 右股関節変形症の奥さんの手術入院と清水さんの看病記。独身生活の苦労。 |
提出レポート
@「雅楽の伝統を今に伝える・狛氏」 A「ゑのころぐさ(狗尾草)」伊郷好文 2月11日。 B「とうがらし」外来の芥子 糸井通浩。とうがらしの伝来はいつか。「うり瓜」のテーマの補足。 C難読地名「一口(いもあらい)」糸井通浩(伏見稲荷大社「朱(あけ)」53号・平成22年3月21日発行)。
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