ようこそ知恵の会へ
(ひとつの素材を多角的に、細分化し、認識を深める)
◆第82回「知恵の会」例会◆ | |||||||||||
資料番号 | 発表題目 | 発表者氏名 | 概要 | ||||||||
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82-01 | えと十干十二支 | 石田天祐 | 十干と十二支の組み合わせ。六十年還暦。「貞」(とう)は貝の上に天の現象を問う。骸→亥。 | ||||||||
82-02 | 十二番目の「豚」の扱い | 岩田 貢 | 十二支と動物の関係。三蔵法師と孫悟空・沙悟浄・玉龍・猪八戒。中国名言の十二支獣。辞典 | ||||||||
82-03 | 十二支の動物のいる慣用句・ことわざ・故事成語 | 中洌正堯 | 例・鼠の嫁入り・犂牛の喩え・人古今に通ぜざるは馬牛にして襟裾す。亢竜に悔いあり。駿馬痴漢を乗せて走る(美人がつまらぬ男と結婚する喩え)。 | ||||||||
82-04 | 十二支の方位・辰巳・巽など。 | 中西久幸 | 喜撰法師の百人一首歌と京の辰巳神社・大阪・巽神社・鎌倉の巽神社。東京江東区「辰巳」。60進法の干支。 | ||||||||
82-05 | 平家物語にあらわれた十二支の動物 | 斉藤幸雄 | 子(鼠)・牛(丑)・虎(寅)・兎(卯)・龍(辰)▼平清盛・安徳天皇(龍神)と海龍神の宝太刀。 | ||||||||
82-06 | 草薙の剣にみる日本文化の心 | 吉田金彦 | 日本精神文化18号 。アメノムラクモノツルギ・クサナギノツルギ・ツムガリの太刀 | ||||||||
82-07 | 松尾芭蕉と干支の句 | 清水弘 | 「子の日しに都へ行かん友もがな」「誰が聟ぞ歯朶(羊歯・しだ)に餅負ふ丑の歳(乙丑)」「またうどな犬踏み付けて猫の恋」「初午に狐の剃りし頭哉」 | ||||||||
82-08 | 干支と暦と狛犬 | 小寺慶昭 | 辛酉改元の考え方。辛酉・甲子革命。教団繁栄の法則(上手くいけば神様のお陰。上手く行かなければ信者のせい)。暦の記述(幸運の条件付き)順調と逆境。狛犬寄進の年表一覧。 | ||||||||
82-09 | 隅田(すだ)八幡宮・古代鏡の干支 | 山嵜泰正 | ほう(「にんべん」に、つくり「方」)製鏡(ほうせいきょう)の48文字。倭五王。4世紀の七支刀。5世紀の稲荷山出土鉄剣。ワカタケル。 | ||||||||
82-10 | 伏見稲荷の初午 | 明川忠夫 | しるしの杉。山の神から田の神へ。祭神が年代で異なる。白鳥伝承・竜頭太と弘法大師。竃神。 | ||||||||
82-11 | 干支・丑・牛 | 原内信光 | 古墳に牛のハニワ。祇園・牛頭天王(武塔の神)。四国八十八箇所巡礼。右衛門三郎説話。 | 82-12 | 庚申信仰・庚申 | 綱本逸雄 | 八坂の庚申堂(浄蔵)。コンニャク。京の三大庚申堂(粟田口・右京猿田彦神社)。三尸。庚申の日。見ざる・聞かざる・言わざるの三猿。 | 82-13 | 追加資料 | 糸井通浩 | 紫式部と小野篁 ▼紫式部学会「むらさき」45輯(平成20年12月) ▼糸井先生代表・知恵の会「第三弾」出版予定。 (提案・テーマ。山嵜泰正の提案含む) |
(参考メモ)「干支は、いつの時代のいつの年に、誰によって、どのような規定で、設定されたか?」 という疑問に対する解答例 「十干と十二支とを組み合わせて、六十干支として日を紀することに用いられたことは、 既に殷代に始まったものと見え、六十干支の組み合わせの表を記したものが、殷虚発掘 の亀版や獣骨片の中に数多く存在している。どの名の干支の日を以て干支紀日の 第一日としたかというようなことは今日より探究する手がかりはない。」(222頁) 「そもそも干支が成立したのは、誰の手によって、いつの時期に於いてか。また、如何なる 日を以て干支期日紀日の第一日としたかも、全く探究のしようがない。」(227頁) (引用資料:水上静夫「干支の漢字學」あじあブックス007 大修館書店 1998年12月10日)
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