平成社会の事象探求

ようこそ知恵の会
(ひとつの素材を多角的に、細分化し、認識を深める)

平成社会の写し取りに励んでいます!


◆第31回〜40回「知恵の会」例会◆
発表内容一覧表

******    第31回 「松」  2001年12月23日  龍谷大学   *********
                 
@「阿古屋(あこや)と平景清(たいらのかげきよ)」
   歌舞伎の演目「阿古屋の琴・三味線・故 弓の三曲を引かせる。
   六波羅蜜寺の阿古屋塚。遊女の位が「松」。                山嵜泰正
 「前田利家の妻・まつの年譜」前田利家の出世を待つ「まつ」の包容力  山嵜泰正
A「旧東海道と松林」                           清水 弘
B「松に託す願望は?」   清酒焼酎の銘柄「松」              岩田 貢  
C「松尾大社の謎」亀の井、大山咋神と市杵島姫命             小寺慶昭  
D「韓国の待つ」象徴「長寿・志操・国歌」松花酒、民話など。           徐 民静
E「『堀川波鼓』の発想と方法、謡曲『松風』をめぐって          早川久美子 
F「いにしえに匂う松茸」                         辻野光昭  
G「小町の『町』ノート・松・待つ・待ち・町をめぐって              明川忠夫
H「『住吉物語絵巻』嵯峨野の小松引き」初春の子(ね)の日、
   若菜摘みてせ長寿を祝う風習』 ( レジメ参加)                        野村倫子

 
********** 第32回 「梅」  2002年2月10日  **********
 @梅  日中英語                                      糸井通浩 
 Aいにしえに魅する梅                    辻野光昭
 B人柱伝承 片端の梅・神に祀る人など             明川忠夫
 C近松門左衛門  「冥途の飛脚」の発想と方法
  「飛ぶ」梅川をめぐつて                 早川久美子
 D旅行けば芭蕉の梅の句碑                    清水 弘
 E観る梅、作る梅、愛でる梅                 岩田 貢
 F飛び梅と渡唐(宋)天神の伝承                 山嵜泰正 

 
********* 第33回 「馬・午・Horse」  2002年3月21日 *******
 @「馬」日中英語事典                     糸井通浩
 A「御堂関白記」長和4年3月 宇治へ馬             野村倫子
 Bいにしえに詠まれた駒 八代集をてがかりに           辻野光昭
 C旅を行く芭蕉と馬                                   清水 弘
 D黒駒太子の信仰                           明川忠夫
 E亀岡の馬三題。
  27歳の聖徳太子はなぜ黒駒で富士山に駆け登ったのか?           山嵜泰正
 F司馬遼太郎の思想                                     豊嶋新一  
 G馬はどこにいるのか?                       岩田 貢


*********  第34回「牛・丑」 2002年5月12日  ***********
 @異端の神「牛頭天王」                       清水 弘
 A殺牛祭神 牛を殺す事と神を祀ること               豊嶋新一
 B牛 牛耕伝説 新羅・天日槍・漢神               糸井通浩
 C牛の祭り                               明川忠夫
 D菅原道真公と神牛の謎                      小寺慶昭
 E菅原道真と牛・丑。摩咤羅神。牛皮山曼荼羅寺。
  牛鬼祭り。牛窓の塵輪鬼(ちんりんき)                          山嵜泰正
 F牛はどこにいるのか?
  地形図に見られる「牛」の地名と1947年の牛飼養頭数         岩田 貢

********* 第35回 「撫でる・触れる・触る」 2002年7月20日  *******
 @万葉集の「撫づ」                                     糸井通浩
 Aいにしえの「撫でし子」俊成と定家               辻野光昭
 B文明本節用集における「撫づ」の活用               諸星美智直
 C濡れ髪を触れたら一太刀で首を 恋塚寺               山嵜泰正
 D古川柳で撫でるをなでる                       ねずてつや 
 E江戸時代の京の触書よりー異文化に触れる京の人々ー   清水 弘

********* 恵那合宿 2002年8月24日〜25日  (参加者 17名) *********

<1>第一日目(8月24日) 
   京都から、馬籠→妻籠→連歌会・中津川にて宿泊
   馬籠で島崎藤村の記念館見学。妻籠では本陣宿資料館見学。
 
  A.信州には水の伝説が多い。  明川忠夫
  B.竜宮伝説・椀貸し伝説・木地師    忠住佳織。
  C。「寝覚ノ床の浦島太郎」    山嵜泰正
  D。成田龍一『歴史はいかに語られるか1930年代「国民の物語」批判』 浦谷一弘
  E。中津川市千旦林から中山道を東へ  清水 弘

    夜、糸井先生の誕生会、「連歌会」を実施した。

    (山嵜注)旅行中、糸井先生が愛媛にも浦島伝承言及され、
          その後、「愛媛の浦島太郎」に関して
          「厄除聖観世音菩薩略縁起」資料を受領。
          第36回課題「翁」で、「その後の浦島太郎翁」を発表。

<2>第二日目(8月25日)
   神坂峠→寝覚の床→木曽福島→宮ノ越→奈良井→高遠→京都
   神坂峠(標高1595m)・神坂遺跡

   A.神坂峠では「古代東山道を歩く」の神坂峠遺跡発掘説明を聞く。
   B。神坂神社。
   C.源氏物語の「帚木」の由来。遠くから見ると箒を逆さまにしたような大きな木、
     しかし、近づくと見えなくなってしまう不思議な木。
     光源氏が空蝉に送った歌
     「帚木の心を知らで園原の道にあやなく惑ひぬるかな」
     帚木のように近寄ると消えてしまうあなたの気持ちも知らず近づこうとすると、
     いたずらに園原のみちに迷ってしまった。
   D.日本武尊の峠越え。
   E。『今昔物語集』信濃守・藤原陳忠が谷底へ転落し、平茸を拾った話。
   F。万葉集巻二十の4402
    「ちはやふる神の御坂にぬさまつり 斉(いは)ふ命は母父(おもちち)がため」
   G。『謡曲・木賊』父に分かれた少年と木賊をかる老人の再会の話。祇園祭「木賊山」。
   H。恵那市・恵那山はアマテラス大神の胞衣(えな)を埋めたという伝承。

   後、高遠町立歴史博物館見学。絵島生島事件など。

  
*********  第36回   「翁」   2002年9月22日  ***********
 @語りのモチィーフ「翁」の記号性                     糸井通浩
 Aその後の浦島太郎翁                           山嵜泰正
 Bバロネス・オルツィ「隅の老人」とアガサ・クリスティ「ミス・マーブル」  浦谷一弘
 C敬「翁・媼・姥・老」意識の高い都道府県は?             岩田 貢
 D松尾芭蕉は何時から翁になったか                   清水 弘
 Eなぜ古代の天皇は寿命が長いのか                   山嵜泰正
 Fオキナグサ                            里上正子

*********  第37回 「茶」    2002年11月10日  *********
 @江戸時代の街道と茶店                        清水 弘
 A遊郭における「茶」                           万波寿子
 B鬼と茶の出会い                            山嵜泰正
 C中世被差別民の装い 犬神人・茶ァ喰らい爺              明川忠夫
  D喫茶の嗜好府県は?                         岩田 貢
 E茶・日中英・言語文化事典                     糸井通浩

********  第38回 「宴・うたげ」  2002年12月22日 **********
 @「宴とうちあげ」                       糸井通浩
 A「宴の松原」                         明川忠夫
 B宴(うたげ)ヤマトタケルの命名。
   能鑑賞中に殺された足利義教(よしのり)              山嵜泰正
 Cサカオクリとスカムカエ                     清水 弘
 D「和英語林集成」                                   諸星美智直
 E食い初めは宴の出発点                       小寺慶昭
 F披露宴好きの都道府県は?                    岩田 貢

********* 第39回  「石」  2003年2月23日  ***********
 @石と「いわ(は)」                                  糸井通浩
 Aいにしえの歌語「石」の多様性                    辻野光昭
 B「さざれ石」考  君が代                    山嵜泰正
 C「源氏物語における岩・巌のなか                  野村倫子
 D社寺名にみられる「石・岩・磐・巌」              岩田 貢
 E京都市内の芭蕉の句碑(石碑)                        清水 弘
  F泉のほとのり巫女・小町老衰像をめぐって             明川忠夫
 G石と出産・育児                        小寺慶昭
 H「石版印刷の誕生」その画期性                  豊嶋新一
 I殺生石の鎌倉地蔵                         山嵜泰正

**********  第40回 「みどり・緑・翠」  2003年4月29日 ********
 @「みどり」に関する覚書                       糸井通浩
 A世間話「緑の錦鯉」                         小寺慶昭
 B「みどり」と近松世話浄瑠璃                    早川久美子
  C「みどり丸」二題 百合若大臣とみどり丸。
      みどり丸と三十三間堂の棟木 八雲「怪談」青柳          山嵜泰正
 D嵐山 写真                             吉田五彦
 E京都に於ける公園緑地の形成                   清水 弘 

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更新日
平成23年7月2日

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