平成社会の事象探求

ようこそ知恵の会
(ひとつの素材を多角的に、細分化し、認識を深める)

平成社会の写し取りに励んでいます!


◆第124回「知恵の会」例会◆
「ぬの・布」発表内容一覧表

大宮学舎北黌第101号室(参会者23名)
平成26年7月27日(日)

資料番号発表題目発表者氏名概          要
124-01従来の語源説 私の語源説 ヌヒノビ 吉田金彦 布は「縫い延べたもの」で、ヌヒノブーヌイノブーヌノと音変化。
124-02布(ぬの)石田天佑 布の語源を、MINO(蓑)ーNINO(布)ーNUNO(布)と推察
124-03布の道烏野博文 布の起源、新潟近辺の「越後アンギン」、「ぬの」と「布」を含む地名分布の推計学的検討。「ぬの」の 語源はアイヌ語の「野」(nup)と推察。
124-04編布、織布と日本のなりたち中村正司 編む文化:編布(あんぎん)・不織布、織る文化:織布、出雲と大和の地域の歴史的変遷をたどる。
124-05古代の布・織機による織物以前の布 アンギン明川忠夫 「アンギン」関連事項:起源・定義・呼称・探索・発見・再現など。
124-06近江上布と野洲晒 からむしの話 井上隆夫近江上布と野洲晒し、フィジー諸島のタパ、からむしの話(宇都宮貞子)、靱皮繊維の紙など。
124-07染めた布2題石原滝子 個展と麻の藍染暖簾、伝統技法「注染」で染め上げたさらし木綿「にじゅら」、「注染」技法の手順
124-08卑弥呼は何を着ていたか伴とし子 魏志倭人伝より卑弥呼の衣装を推測、布に関係した遺跡群、神話の中の蚕の話
124-09布引ー山と滝、布・さらし梅谷繁樹 野洲川の布晒し、伊勢物語:行平・業平の布引の滝、各地の布引の滝(岐阜県、三重県、滋賀県など)、
124-10布引の滝の和歌世界中西久幸 伊勢物語・神戸の布引の滝に関する和歌と公園、畿内の布引の滝(京都府、三重県など)
124-11布引の滝小寺慶昭 各地の48滝(河内長野市、高山市、名張市など)、滝の名称(布引の滝は10滝ほど)、 白糸の滝・布引の滝・源氏の滝・羽衣の滝
124-12布引山地清水弘 三重県布引山地:語源、地形、地質、街道(伊勢参宮街道・伊賀街道)、芭蕉と長野峠越え
124-13和布・若布・昆布ー布糸井通浩 万葉歌と木簡にみる「軍布」、木簡にみる布のいろいろと海藻、布のいろいろ

<参考資料>

*******  吉田金彦先生の和歌 <糸井先生の知恵の会賛歌>  *********

      あれこれと話わき出で おもしろし 老いの坂道 ち恵つきあるく

      縦横の 織り成す糸の 布なれば 綾羅あや衣の 基にぞある

      良きことば 知りたき手ぶり 教えられ 心豊かに ひらき楽しむ

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<次回予告>
第125回
平成26年9月14日(日)13:30〜18:00
「そら・空・宙」


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更新日
平成26年8月1日

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