◆第117回「知恵の会」例会◆
「こおり・氷」発表内容一覧表
大宮学舎第101号室(参会者**名)
平成25年7月28日(日) |
資料番号 | 発表題目 | 発表者氏名 | 概 要 |
117-01 | コホリとヒ(氷) | 石田天佑 |
コホリとヒ二通りの倭人語の語源について、「こほり」は水面に張った「氷」をさし、
「ヒ」は「冷ゆ」の名詞化したもの。 |
117-02 | こおり(氷)の語源について | 田中雅章 |
氷(コホリ)・氷(ヒ)・氷柱(ツララ)・霜(シモ)・雪(ユキ)・霰(アラレ)の語源をそれぞれ、
原アイヌ/縄文語系・中国(華北・東北)系・内陸系原日本語として探究した。 |
117-03 | こおり(氷)とこおり(郡) | 烏野博文 |
日本全国各地の「こ」「お」「り」三語の組み合わせ地名の分布とその語源を探る。氷と郡は、同一の語源の可能性有り。 |
117-04 | 和歌表現からみた「こほり(氷)」の語源 | 吉田金彦 |
「コホル」の語源はコリ(凝り)ハル(張る)か。「こほり」の用例、従来の語源説紹介。「夫木和歌抄」巻十七・氷歌群の
紹介。 |
117−05 | 氷室 | 梅谷繁樹 |
奈良・登大路の氷室神社の歴史をさぐる。日本書紀・枕草子・源氏物語・台記・古今集・謡曲「氷室」、長屋王邸宅木簡、
全国各地の氷祭り神事一覧表。
などの関係記述確認。 |
117-06 | 氷ー周辺文化と資源開発の歴史 | 中村正司 |
「氷室」史蹟、氷室神社(奈良・京都)、賀茂氏の大和から山背への歴史街道と氷との関係を推測する。
大和・山城の鉱物資源や空海の山岳資源開発について |
117−07 | 削り氷ー王朝貴族の快楽 | 斎藤幸雄 |
古典文学に言及されている「氷」の記述を「宇津保物語」・「源氏物語」・「枕草子」に見る。 |
117−08 | 松尾芭蕉の「氷」の句 | 清水弘 |
「氷」の語が入った俳句は9句あり、芭蕉の「氷」を年代を追ってみると、
芭蕉の人生が垣間見出来る俳句鑑賞となる。 |
117−09 | 氷と雪ー芭蕉と鈴木牧之 | 小寺慶昭 |
芭蕉句「有難や雪をかほらす南谷」の雪について、鈴木牧之「北越雪譜」での氷、つらら、雪が氷になる話について |
117−10 | 「函館氷」の中川嘉兵衛と「龍紋氷室」の山田啓助 |
中西久幸 | 明治維新から明治三十年代の天然氷の販売歴史 |
117−11 | 氷細工のようなグラス(器)ー江戸切子 | 石原滝子 |
江戸切子の歴史、制作行程、伝統模様、薩摩切子について |