◆第116回「知恵の会」例会◆
「くだもの・果物」発表内容一覧表
大宮学舎第101号室(参会者24名)
平成25年6月9日(日) |
資料番号 | 発表題目 | 発表者氏名 | 概 要 |
116-01 | 吉田金彦 | 「くだもの」と「けだもの」が教えてくれた
言葉の分析、日本生活文化史と言葉の分類 |
二つも「もの」は人の生活文化史に根源的に係わる重要な言葉。「だ」は接辞。 |
116-02 | 烏野博文 | 「くだもの」と「けだもの」 |
「くだ」「けだ」を地名{く*」「*だ」から、それらの語源分析を試み、「久田・物」「毛田・物」と
解釈する。 |
116-03 | 中西久幸 | 「常世国・あの世への橘」 「非時香果」を求めて |
田道間守とその伝承・中嶋神社と全国各地の果祖神・垂仁天皇陵、日野昭論文紹介 |
116-04 | 糸井通浩 | くだもの(水菓子) |
「くだもの」の語源、「非時香果」としての橘関係の各種課題(産地・用途・実か花かなど)、
丹後地方の田道間守伝承関係事項(天日槍伝説・橘氏系譜・木津地名など) |
116−05 | 中村正司 | 京都ブランドとしての「水菓子(くだもの)」 |
国内の果物の物流現況、京都府内の果実栽培現況、京丹後梨、丹波栗、橘と柚子 |
116-06 | 梅谷繁樹 | くだもの雑考 |
果実の家紋、お目出度い実・橘ー「三つなりの橘」(和歌集・御伽草子・狂言など)、
今昔物語中の説話例(天竺部・巻5・第13話)、類聚雑要抄(菓子八種)など。 |
116−07 | 清水弘 | 松尾芭蕉と果物 |
梅(36句の花と香)、桃(6句で花)、その他(栗・柿・蜜柑・葡萄など)、食する物は俳諧の対象外。 |
116−08 | 石原滝子 | 柘榴 |
923年頃中国・朝鮮半島経由渡来、鬼子母神に係わる説話との関係 |
116−09 | 小寺慶昭 | 果実と果物ーサザン「真夏の果実」をめぐってー |
サザンオールスターズの「真夏の果実」の意味、桑田佳祐の育った音楽環境との関係、山口百恵歌謡「青い果実」、
1956年映画「狂った果実」の意味、「果実と果物」の区別 |