◆第114回「知恵の会」例会◆
「はる・春」発表内容一覧表
大宮学舎第101号室(参会者27名)
平成25年3月3日(日) |
資料番号 | 発表題目 | 発表者氏名 | 概 要 |
114-01 | 吉田金彦 | 「春」の語源 |
農耕社会の生活史観より、「春」の語源は「田に水を張る」から。 |
114-02 | 石田天佑 | 春 |
「春」とは木の芽が「張る」季節であることから、出来た語形。 |
114-03 | 田中雅章 | 「春」の語源と「風」について |
「春」の語源は「風」。日本語のハ行音の変遷。近隣地域語との比較点検。 |
114-04 | 鳥野博文 | 「春の日」の「かすが」 |
「春日」の「かすが」は「張る干」の「かすが」。「すか・すが」地名の分布。 |
114−05 | 来田隆 | 「春鶯囀」もどきー鶯の鳴き声「明星」をめぐって |
鶯の鳴き声として「三光に鳴く」とはヒー・ツキ・ホシと聞きなせるように鳴くということ。 |
114-06 | 小寺慶昭 | 春告鳥(鶯)の話 |
鶯の初音と春の到来。梅に鶯とはメジロのこと。民俗学から見た鶯と田の神との関係。 |
114−07 | 龍口明生 | 「春」に関する仏典中の使用例 |
「仏説」では、三季(冬・春・夏)が説かれる。西域の三時(冬・夏・秋)とインドの三時(寒時・熱時・雨時) |
114−08 | 中村正司 | 「春」の認識、 |
平安時代の「春」への心情、和歌(万葉集・古今集など)や物語(源氏物語など)、日本画(洛中洛外図屏風)での意味付け |
114−09 | 中西久幸 | 「春雨考」 |
和歌世界での「春雨」と桜の開花あるいは落花時期の関係 |
114−10 | 斎藤幸雄 | すべては「春」からはじまった |
西鶴「本朝二十不孝」より「娘盛りの散り桜ー吉野に恥を曝せし葛屋」の読み解き |
114−11 | 石原滝子 | 楠部彌弌「春」の作品 |
陶芸家楠部氏の経歴と代表的な作品と「釉下彩磁」の技法 |
114−12 | 清水弘 | 「プラハの春」と「アラブの春」 |
チェコスロバキア政変(1968年)と北アフリカ諸国での民主化反政府デモの連鎖動乱の比較 |