◆第112回「知恵の会」例会◆
「ま・間」発表内容一覧表
大宮学舎第101号室(参会者22名)
平成24年12月2日(日) |
資料番号 | 発表題目 | 発表者氏名 | 概 要 |
112-01 | 間に見る日本的認識 | 糸井通浩 |
今・ここの時空間の両方に使う日本。timeとspace別世界。間「はし」端・橋。日本の「無」と間は存在。俳句・日本画・話・リズムの「間」。 |
112-02 | 間・能・狂言と読経 | 梅谷繁樹 |
57577は68688。字余り。8拍が間。早笛・橋弁慶。木魚と読経の入れ方。 |
112-03 | 間(ま) | 石田天佑 |
「間が抜ける。「間に合う」「間を置く」など。」アヒ(会ひ)だ。坐ます神。「存在」の間。ma真・mi実。 |
112-04 | 間の語源と地名 | 吉田金彦 |
マの語源はアイヌ語。マの同音語・真・目・間・馬・魔など。複合語。地名数多い。地名のマ・北西の風・を避ける(湾)大間・小間。 |
112−05 | 間人はなせタイザと読むのか | 伴とし子 | 聖徳太子の母・間人(はしうど)皇后が
退座・対座。アイヌ説。御所坪・足洗池。古代人の名前・東・相見・中江・下戸の子孫 |
112−06 | 間・短き芦の間 | 中西久幸 | 百人一首の歌に詠まれた「間」。実物の芦の茎。「あし」と「よし」。 (プリント発表) |
112−07 | ノベツ幕無し/歌舞音曲 | 伊郷好文 | 雅楽は口伝。メモ「ノ・ベツ・、、」間と拍子。
芝居の柝(ひ)。幕引きの間と拍子木。 |
112−08 | 阿鼻叫喚の「阿鼻」について | 龍口明生 | あびきょうかんの地獄。「阿鼻」は間断なき。五逆(母・父・阿羅漢・和合僧・仏身殺害)。死者・中有(中陰)・生有。休憩のない地獄。 |
112−09 | 京都文化の人「間」と京都歴史の中での「間」 | 中村正司 | 庭園・出版・文学・書・絵画・彫刻・陶芸・工芸。茶道。寛永文化時代・京都文化の「間」。一覧表。 |
112−10 | 宇治と寺の間にて宮の六度の落馬 | 斎藤幸雄 | 平家物語(覚一別本)。源平盛衰記。謡曲「頼政」それぞれの比較。宇治橋の三間板を撤。三井寺から宇治平等院まで12キロで6度も落馬するか。「六」「三」の意味。 |
112−11 | 宇治橋・三の間の謎 | 小寺慶昭 | 「三の間」銘水汲み上げ。誰がこれを造ったか。瀬織津媛命。橋姫とは別。利休・秀吉。彼岸・此岸の異界。津田宗及1580年11.28記述。橋桁の関係から当時はなかった。奉行・御茶師上林家が江戸時代に造作か。 |
112−12 | 京都御所・清涼殿の鬼の間 | 山嵜泰正 | 現在の清涼殿にも「鬼の間」がある。宇多帝の人食い鬼。醍醐帝の道真・雷神。朱雀帝の平将門の乱。村上帝の疱瘡疫病。藤原元方のタタリ。村上・冷泉帝の狂気。円融帝の内裏三度の焼失。鬼の間の絵は何か。安土城下の清涼殿裏返し。やはり鬼の間有り。 |
112−13 | 間之町通考 | 清水弘 | 豊臣秀吉の京都都市改造。お土居・聚楽第・寺院の移転。通りの新設。間に通りを造った。その一つが間之町。曇華院と・高倉宮の御所。長香寺の存在で、間之町は途切れている。 |
112−14 | 間(ま) | 井上隆夫 | 私の「間」のイメージ。人と神。人と人。「Medium」経験と経験の認識。作家としての立場。存在のヒエラルキーその変革。神格化。それに対して匿名性。 |
112−15 | レールの間隔と隙間 | 岩田貢 | レールの継ぎ目とガタンゴトン。ゲージ(軌間)1067_と1435_。広軌と狭軌。日本の鉄道。カーブの安全性。トンネルの造作など。明治近代化と戦争。レールの破断面の恐怖。長くなるレール。 |