◆第106回「知恵の会」例会◆
「はこ・箱」発表内容一覧表
大宮学舎第101号室(参会者29名)
平成24年2月19日(日) |
資料番号 | 発表題目 | 発表者氏名 | 概 要 |
106-01 | ハコ(箱)の単語家族 | 吉田金彦 | @蓋と身からなり据え置く物とA運搬する物。ハク(佩・帯)。神の所有する「うしハケる」土地と子孫が「知らす国」。ハクとハカ石棺。京の「からと越え」唐櫃越えか。 |
106-02 | パンドラの箱と玉手箱 | 石田天佑 | パンドラの箱は「災禍と希望」。玉手箱は「愛欲と別離」の違い。納める・糞の箱・ゴミ箱。得意芸。箱入り娘。箱と函・筺の使い分け。 |
106-03 | パンドラの箱 | 石原滝子 | ギリシア神話。パン(全て)ドラ(贈り物)。壺か箱か。ピュラ。大洪水・ノアの方船と類似。プロメテウスの火。天罰と肝臓の再生。 |
106-04 | 箱→函→函数・関数 | 原内信光 | function中国訳語→函数。1950年代「関数」へ。数学は演繹体系。言語も演繹体系。人間は掛け算・割り算。チンパンジーにはそれが不可能。 |
106-05 | ノアの方舟と航海 | 富貴高司 | 旧約聖書。糸杉の木とアスファルトの方舟。その作り方。大洪水後・カラスとハト。大航海と鳥。陸鳥。船に戻る・戻らない。大地の再生。 |
106-06 | 十二光箱・十二道具 | 梅谷繁樹 | 一遍聖絵に描かれた十二箱。僧の六物。遊行上人縁起絵。飲食する一遍。二河白道。時宗。 |
106-07 | 仏典に見られる箱 | 龍口明生 | @車箱の形状。須弥山説の閻浮提(えんぶだい)洲の形。東西南北・ヒマラヤ・方形。A三蔵の蔵。経典の蔵。 |
106-08 | 箱の中には子牛(ささやき竹) | 高橋喜一 | 長櫃。中世の説話。夫婦が鞍馬毘沙門天申し子・娘を得る。僧正が娘に恋し、ささやき竹で長櫃に娘を入れ運ばす。途中長櫃に子牛。 僧正の悪事がばれて「僧正ケ谷」の由来。 |
106-09 | 箱・函・大阪泉南「箱作」 | 中西久幸 | 阪南市箱作・賀茂別雷社改修「奉安箱」流れ着く。加茂社。石棺・和泉石。細工しやすい石匠。紀貫之「土佐日記」泉南・紀氏・船守「黒崎」。 |
106-10 | 山東京伝『箱入娘面屋人魚』 | 小寺慶昭 | 箱入りの川柳。年16番茶。20年増。23大年増。浦島太郎の浮気、鯉との間に「人魚」女郎。人魚をなめて平次は子供に。玉手箱で二人は普通の夫婦。人魚→人形町。山東京伝・蔦屋重三郎1791年刑罰。黄表紙。京伝の皮肉と風刺。 |
106-11 | 芭蕉の「箱」の句 | 清水弘 | 芭蕉の俳句4句「白炭・浦島が老いの箱」。「箱根の今朝の雪」「硯箱」「琴箱・背戸の菊」 |
106-12 | 百葉箱(そう)と百葉箱(はこ) | 岩田貢 | 箱「そう」か「はこ」か。現在の気象観測実情。京田辺の最高気温・ツタかむ機器で誤報。値段40万円+計器類2万円。 百葉は鎧・換気の為。 |
106-13 | 鬼一法眼秘密の箱と鬼大王の石蔵の金箱 | 山嵜泰正 | @義経記の六韜兵法。義経が鬼一法眼法眼の娘に恋をしかけ虎の巻を得る。A御伽草子「御曹子の島渡り」馬の島・裸島・小人島・鬼の島。鬼大王の娘に恋し大日の法を得て秀衡に。軍略
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