平成社会の事象探求

ようこそ知恵の会
(ひとつの素材を多角的に、細分化し、認識を深める)

平成社会の写し取りに励んでいます!


 

◆第103回「知恵の会」例会◆
「面・仮面・めん」発表内容一覧表

大宮学舎第101号室(参会者33名)
平成23年9月18日(日)

資料番号発表題目発表者氏名概          要
103-01おもて・隠す私ともう一つの私糸井通浩くまどり(隈取)。他者(神・仏等も含め)・すっぴんと化粧・仮面の関係。演劇(仮面能楽コリア面。京劇・歌舞伎)
103-02古代中国・三星堆の謎の仮面王国山嵜泰正長江の青銅器仮面(目の飛び出し面)。鬼神・方相氏の面。チベットの奇怪仮面舞踊。肉付き面。
103-03面と仮面
石田天佑ペルソナpersona パーソンの語源。三島の「仮面の告白」。本心と文明。顔と面皮・変わる。
103-04長岡京、謎の人面土器は何を意味するか吉田金彦墨書人面土器(水垂遺跡)。現在・京都市埋蔵文化財コーナー展示。桓武天皇の「蝦夷征討」アイヌの顔か。「俘囚」。続日本紀。
103-05面についての二相梅谷繁樹神の接近。憑依。謡曲「神歌」朝鮮の民族面と日本の古代面の相似性。松尾大社の神像。風姿華伝、秦河勝。大和申楽(春日・興福寺の隷属民)。
103-06能面について田中雅章能の核心。翁と翁面。霊と演技者(霊の降臨と一体化)。能面の材質。霊力。葛帯。能面の種類など(生成・中成・般若・本成)。盲面には目の穴。
103-07能面と信仰明川忠夫翁面。面の伝承。老人面・女面。霊の面の系統。金泥の目は女の怨念。霊女・般若。面を拝して神になる。
103-08裏のない「表」高橋喜一江戸表・大坂表・国表があるのに、「京表」はない。御伽草子の「強盗鬼神」。鬼ども地蔵を「河原表」に打ち倒し地蔵の持ち物を剥ぎ取る話。
103-09外面似菩薩内心夜叉の意味来田隆辞書類の記述。女は容貌柔和だが、内心愛執・邪悪。お経の経典に無い。女が修行の妨げになるとは作られた話。
103-10人形芝居の頭(かしら)伊郷好文京都の人形芝居(亀岡・舞鶴・加茂・和束・和知)の頭。一人使いの人形頭。淡路系と大坂系。松明の火から和ロウソクで演行。変化物(蛇・鬼変身)
103-11面をめぐる四題話斎藤幸雄人面瘡(膝に出来た瘡)。許卑山人。直面(ひためん)。強盗美装強盗女首領。人面木。修善寺物語の夜叉王。
103-12七面山の地名清水弘伏見七面山100m。日蓮宗の守護神・七面天女。全国七面山。身延の関係。法華経の龍女。
103-13俳号という言葉の仮面蔵本勇自ら名乗る。師匠から貰う。顔を隠す覆面。自分以外の者になる。階級社会からの解放。俳句会。
103-14面を走るなでしこ石原滝子なでしこジャパンの活躍。松下・パナソニックバンビーナ。スペランツァ(伊語・希望)高槻。
103-15江戸川乱歩中西久幸変身・変装・仮面(覆面)・変装のマスク・眼鏡、江戸川乱歩の生誕地・名張。彼の生涯と作品「怪人20面相」など。仮面の役割(防御・化神・演劇・神霊支配・弔葬の派生など)。
103-16月光仮面の覆面効果岩田貢仮面が果たす役割(防御・超自然の存在・階層)来訪神・民俗芸能・祭礼・動きを伴わない仮面・カマド神。辟邪(へきじゃ)。江戸の頭巾。 覆面頭巾。冠物の絵図。 月光仮面はなぜ覆面の正義か。
(参考資料・その1)会員の中国旅行報告
103−1−S:洛陽・西安・敦煌の旅行(糸井探検隊)(中西久幸)
9月6〜13日。西安市内見物。敦煌。中国の仮面を求めて。大谷探検隊から百年。中国の近代化。交通機関の変化。

(参考資料・その2)
103−2−S:新聞投稿記事「京都民報」平成23年9月18日(中西久幸)
「萩の花、控え目でしっとり秋の風情」(梨木神社・豊中市の東光院などの写真)。


<次回予告>
第104回
平成23年10月30日(日)13:30〜
「はちまき・鉢巻」


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更新日
平成23年9月20日

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