平成社会の事象探求

ようこそ知恵の会
(ひとつの素材を多角的に、細分化し、認識を深める)

平成社会の写し取りに励んでいます!


◆第100回「知恵の会」例会◆
「ひゃく・百」発表内容一覧表

大宮学舎第101号室(参会者28名)

資料番号発表題目発表者氏名概          要
100-011ヒ・2フ・3ミ〜百モモへ 石田天佑HITO(1),HUTA(2)。MI(3)MU(6)。YO(4)YA(8)母音の交替で倍数の数詞。MOMO(百)(桃・股・秀・穂)
100-02やまとことばの百田中雅章 モモは南島語系。ホ・百は漢語系。各国語の百・千・5。五・limaリマ・手というインドネシア・タヒチ。
100-03倭国纏向の地はなぜ邪馬台国の都なのか吉田金彦 韓国加那13回高天祭記念講演レジメ。2011年4月9日。崇神天皇の和名(ミマキイリヒコ)。纏向遺跡はイリ王朝。崇神帝の伯母のヤマトトトモモソヒメ百襲姫ノミコトは卑弥呼と思う。桃の種が数多く見つかった。
100-04You-tubeで見られるお薦め100原内信光 ピアノ曲。ピアノ協奏曲。交響曲。ヴァイオリン曲。ヴァイオリン協奏曲。ギター曲。チェロ独奏曲。室内楽。オペラ見所とアリア。歌曲。宗教音楽。バレエ音楽。その他。
100-05百の慣用句。日本の歌80年代。糸井通浩 ももの慣用句。ももくさ。ももしき。ももち百千。百の慣用句。百に一つ。百姓。を(百)八百屋。文部省唱歌の多い日本の歌に対して、明治大正昭和三代の歌謡曲ベスト100は歌謡曲が多い。
100-06モニュメント・定数としての百梅谷繁樹 曽根好忠め定数歌。仏教と「百」仏説仁王般若経(偽教)。百仏・百羅漢・百法師・百燈・百和香・百種。
100-07三種の百人一首斉藤幸雄 「小倉百人一首」と足利義尚「新百人一首」と丸谷才一の「新々百人一首」。丸谷は7〜16世紀の王朝文学史の展望をもたした。
100-08私の選んだ参道狛犬100選小寺慶昭 「全国参道狛犬・珍品50選」の裏話。特異性と重要性のバランス。今回は私の参道狛犬100選。写真入り。ゆっくり観賞したい狛犬写真・説明。実に様々。
100-09百物語石原滝子 ポルトガルの旅・アズレージョ(タイル焼)。体験記
100-10私の選んだ百選中西久幸 斎藤茂吉・久松潜一・犬養孝の万葉集歌。山本健吉・池田「万葉百歌」。古橋・他。中西進等との比較。外骨異種百人一首。万葉百山一覧。「なばなひとし」の狂歌比較。
100-11お前百まで、わしゃ九九迄蔵本勇 伊勢音頭。「能・高砂」相生の松。熊手と箒。菊眉の翁面。菊は人の話を「聞く」の意か。
100-12百々(どど)橋・百年戦争山嵜泰正 百々橋(宝鏡寺近く)応仁の乱・その後の争い。百々の辻。英仏百年戦争、ジャンヌ・ダルク19才の火刑。
100-13石切剣箭神社のお百度明川忠夫 石切神社・祭神は物部氏の祖神。でんぼの神。ガン封じ。お百度詣り・身内・知人の病気治癒祈願。コヨリ百本。平安期〜現在。「伝宝」から「でんぼ」に変化か
100-14百王の説(野馬台の詩)高橋喜一 「応仁記」冒頭に。「太平記」巻6。正成が聖徳太子の未来記を見た。野馬台詩の読み方・人皇「百代」で滅ぶ。後醍醐帝96代(数え方には揺れ有り)。
100-15仏典に於ける百味飯食について龍口明生 「盂蘭盆経」百味の飲食。その功徳。百味五果。百味の解釈、歓喜丸(百種の薬草・薬果)油で揚げたもの。餅。百は「大数」。99と100とは別。前者はゼロ、百は「満つ・成就」達成感
100-16禅籍に用いられる百発百中来田隆 「禅語辞典」の記述。どの発言も的を射止める。「碧巌録」円の意味。一人は座り、他は礼拝。禅問答の例
100-17日本の百選、京都の選定地岩田貢 資料参加。日本百景(保津峡と宇治川)新日本旅行百選(嵯峨野・天橋立・比叡山)。名水百選(伏見御香水・磯清水)日本の滝(金引の滝)桜(嵐山・御室・醍醐寺・笠置山)。渚(琴引浜・伊根舟屋・橋立)など。
100-18百万遍の地名について清水弘 @百万遍の交差点、A寺町北小路・今小路、B一条油小路、C千本通上長者町下長者町。D消えた百万遍町(三芳町)
100-19百伝(ももづた)ふ(枕詞)について今井昌子 磐余池(いわれのいけ)。5〜6世紀倭王権の中枢部。「百伝ふ」は百至る五十(イ)・八十(ヤソ)。遠くへ伝える。大津皇子が謀反を疑われて自害の歌。顕宗天皇と淡路の置目(老婆・百伝ふ鐸(ヌテ)。
(参考資料)「知恵の会」100回記念関連資料(資料作成担当・中西久幸)
100−1−S:吉田金彦先生・米寿祝・学術著作集 百選
         吉田金彦著述集。刊行本・万葉集著作関係。地名研究関係。新聞記事関係。
         映像資料・金石文関係など。
100−2−S:「知恵の会」討議テーマ題目一覧ー回数別・アイウエオ順
100−3−S:「知恵の会」の知恵連・百人衆
         第1回から第99回までの発表者の名簿
100−4−S:会員別発表件数の累計

(宿題と回答案)
課題:発表番号100−5:「日本のうた ふるさとのうた 100曲」より
問題:「校門を出ることが出来た歌は何曲か?」
   (すなわち学校以外でも一般に愛唱された小学唱歌は100曲中何曲か?)
HP編者回答例27曲と正解の文部省唱歌:35曲
      2.故郷 4.おぼろ月夜 7.荒城の月 9.春の小川 <10.浜辺の歌>
     11.花 15.椰子の実  <16.早春賦> <19.ウミ>  24.牧場の朝
     <25。紅葉> 26.われは海の子 32.夏は来ぬ <38.チューリップ>
     46.こいのぼり <47.大こくさま> 50.茶摘み 51.鳩 
     52。蛍の光 54.ふじの山 57.春が来た 61.箱根八里 <64.青葉の笛>
     67.仰げば尊し 71.冬景色 <78.旅愁> 79.海 <83。七里が浜の哀歌>
     85.村祭り 89.雪 92.蝶々 93.桃太郎 <94.お正月> 98.埴生の宿
     99.故郷の空
出題者のコメント:
    (1)文部省唱歌の分類は、人によって異なる歌もあり。
    (2)「唱歌」には幼稚園の歌から旧制中学まで、人によって国民歌謡と言われるものまで含む。
    (3)「唱歌」から19、25、38、47、61、94、などは少なくとも外せない。
    (4)参考冊子:糸井通浩『風呂で読む 唱歌』、植山俊宏『風呂で読む 童謡』
           (ともに世界思想社刊)

(新聞記事)「京都民報」第2485号(2011年5月15日発行)
      「京都民報」第2486号(2011年5月22日発行)
      株式会社京都民報社の発行する「週刊ー京都民報」紙上に、当会第百回記念例会の状況を
      紹介してくれました。


<次回予告>
第101回
平成23年6月19日(日)13:30〜
「いも・芋・妹」


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第44回まで(2003年)

第63回まで(2006年)

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更新日
平成23年6月21日

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